私たちが誕生した時、お肌は咲いたばかりのバラの花のように柔らかく、良質の絹のようにつやつやと輝いています。
お肌の構造を知って、少しだけお肌にご褒美を与えてみましょう。
きっと素敵な恩返しをしてくれますよ。
お肌は基本的に、表皮、真皮、皮下組織(脂肪層)の3層で構成されています。
【表皮】
これは皮膚の外側の層です。
その表面は角質層と呼ばれ、内側の層で作られた新しい細胞によって表面へと押し上げられ、つぶれて死んだ皮膚の細胞でできた保護膜です。
その厚さはティッシュペーパーの厚さにも満たない薄さです。
【真皮】
表皮の下にあって、肌の厚みの90%を占める真皮は、肌の重要な機能の大半をここで行うため、肌の神経センサーとも言えます。
真皮には圧力や温度、痛みに反応しやすい神経感覚器と汗腺、皮脂腺(肌を保護する脂分を作る)、毛根、血管が含まれています。
真皮に含まれている汗腺と皮脂腺は、脂と汗で肌表面に酸性の薄い皮脂膜を作り、これが感染症やバクテリア、菌類からあなたを守ります。
この酸性の皮脂膜は防御壁の働きをしますが、残念なことに、私たちが肌本来の酸とアルカリのバランス(pH)を壊すような刺激の強い石鹸を使うことで無意識にこの膜を剥がしてしまいます。
真皮には、細かい網目状のコラーゲンとエラスチン(弾力素)も含まれています。
この2種類のたんぱく質は肌に強さと弾力を与えます。
【皮下組織】
表皮と真皮の下の皮下組織は、そのほとんどが脂肪です。
この脂肪層は、内部の器官を保護し、皮膚をふっくらと滑らかにするクッションの役割を果たします。
真皮に存在するコラーゲンを美容クリーム等で直接補い、生成を促進させるビタミンCを与えてあげることで、お肌は自ら弾力のある美しい肌へと産まれ変わります。
お肌を常にコラーゲンで満たし、健康な状態で保ってあげることでシミやしわの出来にくいハリのある素肌になります。
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